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日常話、徒然、描いた絵、読んだマンガとかの話です。冷凍ご飯はレンジ解凍一食分500W約二分半です。
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hatugamai
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自己紹介:
某私立大学獣医学部5年完全屋内適用型半廃人です。
趣味≫マンガを読む、ネットをうろつく、絵を描く、写真を撮る、歌う、楽器を弾く等。

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ここ数カ月、自分の周りで動物飼おうとする人が何人かいたので
色々話聞いたりしてたんですが

やっぱりなんか
「ペット=買ってくるもの」という人は多いですね。
「犬を飼いたい」と言われたので
「市町村の愛護センターとかで貰ってきたら?」と言ったら
「思いつかなかったなー!」と言われ。
「あー、一般の人ってこういう感じなのかー」と
自分の浮世離れ具合を感じたりして。

飼う って話題で徒然。

フェレット飼ってる自分が言うのもなんですが
ペットって動物で生き物なんで
別に商売やってる人から買わなくても手に入ります。
というか出来るなら
どういう親から生まれたどういう子で
いつ産まれていつここに来たのか
そういう基本的な情報を持ってるべきなんですよね。

あまり声を大にして言えませんが
ペットショップに居る子は決して健康と言えない場合が多々あります。
毎日、犬猫の糞便検査をやってる身として言わせてもらえば、
マジメなペットショップでも、それなりの割合で感染症持ちの子が居ます。

小さい子の居る家庭で犬猫を新しく飼い始めるなら、
一定の検疫期間を設けて、小さい子には触れさせず、
動物病院で診てもらって健康を確認してから接触させるべきです。
神経質に思われるかも知れませんが、
実際、人獣共通感染を起こす寄生虫などの病原微生物がいた場合に、
小さい子が罹ると大変です。
あと妊婦さんは無防備な動物との触れ合いは避けるべき。

これは別に「動物は汚い」とかいう意味の話では無く、
(実際、感染症を持っているペットは、本人たちも被害者です)
他人を根拠のない安心感で信用するな、というレベルの話。
病気の子を平気で客に売りつける店かどうか、
フツーの人が購入前に確実に判断するのは不可能でしょう。

日本では小さい動物を喜んで買ってくる風潮がありますが
親から早過ぎる時期に引き離された子は不安障害みたいになりやすいし…
動物の精神病を満足に診れる病院なんてほとんどないしねぇ…


家に来た子犬、子猫の親兄弟を知っている、というのは、かなり重要です。
感染症についても、兄弟が同じものを持っているか重要な情報になりますし、
腫瘍のできやすさ(素因の有無)を考えたり
表立って現れない奇形も分かります。(兄弟に比べて成長が良くなかったり、反応が悪い等)
そういう意味では、信用できるブリーダーさんに直接もらってくるのは
かなり安全性の高い選択肢だと思います。

その一方で
純粋な品種の血を引く子は、病気が多いです。
奇形ももちろん多いんですが
アレルギー等の免疫疾患、腫瘍、骨疾患、代謝疾患、眼科疾患も含め
「この品種といえばこの病気!」って試験に出るくらいにはテンプレ化してます。
「○歳を超えると八割が発症します」って笑えない話。
「可愛いから」を理由にショップで買ってくるのはホントに危ないと思います。
遺伝性疾患を抱えててもショップで売られるのは、「可愛い」と言って買う人がいるからです。
倫理的にどうたら~という話をする気はありませんが、
ペットショップで見た「可愛い品種」が、動物病院で見る「可哀そうな品種」である場合は
少なくないと思います。


冒頭に書いた「愛護センターで貰う」っていう方法について。
愛護センターとか保健所で保護された動物は、
大抵、保護された時点でザッと感染症のチェックをしてるので割と安心です。
あとマイクロチップ入れてくれるし。
もし貰った子が脱走して再び保護されたら、連絡が来ます。
ただし動物をもらう前に講習会に参加する必要があるのと、
チップ代とか諸々でタダって訳にはいかない。
まぁ雑種の子で気にしないなら一番良いかも。
ただし、貰った子が思ったより大きくなったり、性格も予想がつかない場合はあるかも。


さて
ここまで大体、犬猫(特に犬)の話。
ここからちょっと小動物の話。

ウサギとかモルモットとかフェレットとかハムスターとか
女の子好きですよね。
可愛いし。
いっしょくたにされやすいですが、
ウサギは10年以上生きるのが結構居るのに、ハムスターは小型なら2年です。
全然飼い主の負担のレベルが違います。
あと被捕食者である小動物は、犬猫より臆病でストレスも大きくなりやすいです。
(この中だとフェレットは例外だけど…)
その辺を理解されないまま飼われて、
挙句に「懐かないから可愛くない」とか言われることも少なくありません。

犬猫とは違って、小動物は、必ずしもヒトに「可愛がられたい」とは思いません。
「ペットは飼い主に懐いて愛想を振るもんだ」というのは一部の人間の都合の良い思いこみです。
人間同士で接する時以上に、相手を気遣う必要があります。
少なくとも、個人的な経験で言わせてもらえば、
「まず動物の気持ちを考えよう」という思いがあれば、
相手も、犬みたいに尻尾を振らなくたって、こっちの思いをある程度汲んでくれるようになります。

昔、実家で飼っていたウサギの子は、五年くらいで腫瘍を作って亡くなってしまいました。
食欲が落ちて二~三週間、できものに気付いてから二日くらいで病院に行って
手術で腫瘍を取りましたが、腫瘍の検査結果が出る前に亡くなってしまったので
今思えば凄い急性の悪性腫瘍だったんだなぁと思います。
ペットショップで安く売られていた子だったので、
きっと近親交配で血が濃かったんじゃないかと思います。

小動物って体も小さいので病気の進展が驚くほど早いんですよね。
彼らは人間の一日の間に三日分くらい生きてるんじゃないかなと思います。
まぁ犬猫だって、人間に比べたらずっと短い一生を生きてるわけですよ。

短い一生の大事な時間を、自分たちのために自分たちと一緒に生きてくれてることを
感謝しなきゃいかんと思うし、その間、幸せに過ごして欲しいと思うのです。
ということで。
動物飼うなら責任もって。彼らの幸せにベストを尽くすべき。という
ありきたりな結論で終了。
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