ブログの頭に「読んだマンガの話とか」って書いてあるのに
なかなかそういう話をしないなぁ、と思いまして

らくがきがてら先月ＷＪで始まったマンガ四作品のうち
ギャグを除いた三作品についてちょろっと喋ります。らくがきは出来心です。

えらそーな口利くのはホントに許してください。
「じゃあお前描けんのかよ」って言われたら勿論描けないですけど
とりあえずそういうのは棚上げにして喋らせていただきます。(´人｀;

あ
あとネタバレ注意。
そんなに最新の内容に踏み込んだりはしてないけど一応。

◆とりあえず何回かブログで落書きをのっけてる
「戦国ARMORS」から。

あらすじ≫戦国時代、本能寺で織田信長が自刃して10年後、ソドムと呼ばれる兵器を用いて秀吉が世を支配していた。信長の娘、お長と、謀反人の汚名を着せられ落ち延びた明智光秀の下剋上の旅物語。

感想≫細かいところに、センスや、マンガを作ろうという努力を感じます。
何より「ジャンプらしい」作品を頑張って描こうとしているところに好感を持ってます。
しかしながら画力の問題で魅力が削げてしまっている部分があるのは否めない。
また、「キメ」を重視し過ぎてキャラのセリフというより作者が言わせたかったセリフになっている感が多少あります。
「ジャンプ作品」としては及第点と思うんですが、なんとなく「読み切りで良いかな」と思わせてしまう空気があります。
「こういうマンガがジャンプには必要だろ！」と思う一方で
今回同時期に始まったマンガの中だと一番危うい印象があります。
最近のジャンプの傾向として、
単純な王道バトルマンガでも、「？…どういうことなんだ？」と思わせる引きが強いマンガの方が残るイメージがあるので、ベタな王道展開の中でも、謎かけのように紐とかれる伏線が欲しいところです。
初回で「光秀」ってわからなくてもよかったんじゃないかな、と思ったりして笑←
いや勿論ジャンプ誌上での進行って色々都合があるかも知れんけど…

色々グチグチ書きましたがそれでも今回の四作品の中だと一番応援してるんですよ。←
赤マル(多分)の時から読んでる気がするし＾＾←


◆「Magico(マジコ)」

あらすじ≫男の子と女の子が結婚する話。
世間知らずの田舎娘エマと魔法使いのシオンの二人。エマの心臓に宿る「黒魔女(エキドナ)」を封じるために「魔女結婚儀(マジコ)」と呼ばれる封印儀式に挑む。

感想≫いろんな意味で「純」ファンタジーです。
魔法使い、お城や王様、ドラゴンを始めとするモンスター、人語を話す黒猫…と
確かにジャンプではあまり見ない、ある種説明不要のファンタジーな世界観です。
絵がとても可愛らしく、話も純情な恋愛をモチーフにしているので(ラブコメではない)
私の第一印象は「少女マンガっぽい」です。
キャラの顔が「女の子の描く「顔」」してるもんなぁ…

「ジャンプ」の「バトル」を期待すると拍子抜けしてしまうかも知れませんが、
とにかく絵が可愛く、キャラも可愛く、純情な恋愛話なので、女子にはそれなりに支持されると思います。(いや自分も一応女子だけど…orz)
絵は丁寧に上げてますが、画力自体がそれほど高いわけでは無いようなので、今後その辺がどうやって変化するか、気になるところ。
いかんせん自分の好みのマンガじゃないから、人気としてどう転ぶかイマイチ予想がつかないです。

(個人的には、編集側が最近の女性読者の増加に合わせて始めさせてみたように思うけど
実際、少年誌を読む女子はあまり「女の子らしい」ものは求めてない気がします…
最近の純情恋愛モノ(≠ラブコメ)としてはＷＪ上では「サムライうさぎ」があったけど、
あっちの方が画力、キャラの構成力で上だったように思うんだ…)


◆「DOIS SOL(ドイ ソル)」
あらすじ≫サッカー漫画。←
タイトルは「二つの太陽」の意。(たぶん)…ということで野崎大将(のざきひろまさ：監督)と坂道勝歩(さかみちかっぽ：ＦＷ)の二人が主人公。全国一を目指す。


感想≫スポーツ漫画で主人公が監督やってるという点で新しい。
主人公二人はあんまり読者の共感を呼ぶタイプではない気がするけれど、好印象です。
っつーかセリフで語りすぎないカッコよさを出そうとしてて良い。
(「マリーシア」はあんまりいちいち言わないようにした方が良い感あるけど)
「応援したくなる」ってのはスポーツ漫画で必要かつ強みかと思います。

スポーツモノで困るのはキャラの多さだろうと思いますが
今のところ、チームの内、数名にスポットを当てて描いています。
おそらく正しい選択かと思います。
まぁモブばっかりだと思われる前に色んなところにライトを向けられるか、キャラが立つか、
その辺は力の見せ所じゃないかと思います。

んで。今回始まった漫画の中で画力が飛びぬけて高い。
「アイシールドのアシさんですかっ？」って感じの、線・パースの安定感があります。
まぁ上手いからたまに顔が歪んでるとちょっと目立つけど
新人とは思えないレベルなのは疑いようがないかと。

同時期に始まった漫画の中で一番、生命線太く長いと思う。
男主人公二人、ってことで腐女子が食いつきそうなネタではあるけれど、
あくまで少年漫画として汗臭くやって、「ジャンプファン」を引っ張る努力を忘れなければ、相当良い線いくはず。
ん？単に私が野崎君応援してるだけか？




はい。ということで適当に三つ語りました。←
小学校高学年の時からジャンプ買い始めたけどあんまりこういうこと喋ってないかも？
新人さんの10週打ち切りって切ないからあんまり見たくないんだけど
今ジャンプの後ろの方張ってる漫画って結構気に入ってる奴多いからそっちが終わるのも悲しい～

まだ三・四話目程度でストーリーパターンに知ったようなこと言えないもんで
画力とかキャラとかの話に終始してしまいましたが

実際、ジャンプで「残る」最近の傾向として(上でも書きましたが)
最後に「なるほど！」と思わせる「理屈(orスジ)」が好まれている気がします。
しかしこの「理屈」も口で(セリフで)語っちゃダメなわけで。
そういう意味で「ワンピース」なんかはホントに上手いと思います。話を上手く作りこんでる。
「BLEACH」も伏線ターム長いけどどちらかと言うと理屈ありきの話ですし。
「バクマン。」「エニグマ」は言うまでもなく・・・

あーでもコレ個人的な私の趣味かなー？

ちょっとずれるけど「べるぜバブ」は作者の天性なのかスジに捻りはないのに「どうなるのー？」と思わせる雰囲気があります。
「銀魂」は一つのアイディアを暴走させて行ってオチに繋げるギャグのセオリーがある。(たぶん)
「SKETDANCE」も一話ワンアイディアって意味では詰め過ぎないで広がりがある感じ。コレ一話完結では特に重要だろうと思います。

まぁ最後まで色々言いましたが…
何言ったって「面白い」が理屈で作れたら苦労無いわけでねー。
ジャンプばっか読んでる自分も
こんなひとりごとブログ記事ココまで読んでる方も
結局ただの暇人じゃねー＾＾/←